- ブログのリライトって何?
- リライトするメリットって何?
- リライトの方法は?
- リライトのコツは?
- リライトする際の注意点は?
本記事は以上のような悩みを持つ方に向けて作成しました。
きっと、ブログのアクセス数が伸びず、リライト(記事の修正)の実施を検討している人は少なくないでしょう。
ですが、ブログをリライトすることで、ユーザーからもGoogleからも評価が上がり、上位表示され、結果的にアクセス数が伸びる可能性もあります!
本記事では、リライトの説明と、リライトのやり方を紹介しています。
- リライトとは
- リライトのメリット
- リライトのやり方
- リライトする際のコツ
- リライトする際の注意
事前にお伝えしておくと、ブログ初心者の方はリライトよりも新しい記事の作成に注力すべきです。
ブログサイトを運営する上では、記事の本数をしっかりと用意することが大切です。
そのため、初心者の方は、記事をどんどん書いて公開していきましょう!
ある程度ブログに慣れてきたら、この記事を見ながらリライトにチャレンジしてみてください。
ある程度ブログの記事も積み上がったし、次は検索結果が気になるけど、なかなか上位表示されないな…と思う方は是非、本文をご覧ください!
ブログのリライトとは?
リライトとは、すでに公開しているコンテンツを修正・更新する作業のことです。
具体的には、公開済みのコンテンツの本文やタイトルを加筆修正することを意味していて、ただ単に、接続詞や語尾の表現を変えただけではリライトとは言いません。
一見するとリライトは必要ない作業に感じますが、これがメディアサイトを成長させる上では必要不可欠な施策なのです。
例えば、完璧な記事だと思って投稿しても思ったほどのアクセスが集まらないことや、検索順位が上がらないことはよくあることでしょう。
というのも、リライトなしでアクセス数が伸び続ける記事は全体の24%程度だと言われています。
そんなときにリライトを行い、アクセス数や順位の改善を図りつつ、ユーザーにとってより価値のある記事を提供できるようにするのです。
リライトするメリット3選
リライトするメリットは以下のような3点が挙げられます。
- ブログの信頼性の維持
- 検索順位を上げる
- コンバージョン率(CV率)が上がる
1つ1つ解説していきます。
ブログの信頼性の向上
1つ目のメリットとして、ブログの信頼性を維持することができます。
信頼性を維持できる理由として、リライトによってユーザーへ間違った情報を流すことを防げるからです。
サイトを運営していると肌で感じると思いますが、情報は流動的なものであり、時が経つにつれて情報は日々変化していきますよね。
例えば、税金についてのコンテンツを作成していた場合、税率が変わることはあり得ることです。
他にも、Googleのアップデート情報をまとめたコンテンツなどは、アップデート情報が出ればかつての内容は間違った情報となる可能性があります。
ですが、それを「昔の記事だから」と放っておくと、せっかく見に来てくれたユーザーに誤った情報を流してしまいますよね。
たとえ故意でなくとも、誤った情報を流されたユーザーはあなたのサイトに対して信頼感を失ってしまい、最悪の場合はGoogleから罰せられることもあります。
そこで、変化のあった情報は早めに新しい情報にリライトしたり、不要な情報を消去したりするなどのリライトを行うことで、ユーザーからの信頼性を維持することができるのです。
クリック率が上がる
2つ目のメリットとして、クリック率が上がるという点です。
というのも、リライトすることで上位表示されやすくなり、その結果、ユーザーの目に入るようになってクリックされるようになります。
アフィリエイトや自分のサービス・商品を販売している人は収益UPに繋がるので、必須ですね。
ここでの重要なポイントとしては、ユーザーにとってもGoogleにとっても分かりやすく、価値のある記事にリライトするよう心がけましょう。
「リライトする前の記事でも完璧だ」と思うかもしれませんが、上位表示されていない時点で何か問題があるということを認識してください。
そこで、ユーザーにとってもGoogleにとっても必要となる記事にリライトすることで、上位表示され、クリック率が上がります!
記事を公開したときに上位表示されなかったからと言って諦めるのではなく、何度もリライトしながら上位表示を目指しましょう!
コンバージョン率(CV率)が上がる
最後のメリットとして、サイト運営で一番目的としているコンバージョン率(CV率)が上がる点です。
コンバージョン率(CV率)とは、Webサイトが目的としている成果(コンバージョン=CV)の達成割合を示す指標を意味しています。
例えば、商品Aの販売促進を目的として作成したコンテンツがあれば、「サイトに訪れたユーザーの何人が商品Aを購入したのか」の指標をコンバージョン率ということができるのです。
リライトすることによって、読者のニーズに応えることができる記事に修正することができれば、商品の購入や資料請求・会員登録といったコンバージョン率を向上させることに繋がります。
SEOに効果的なリライトのやり方4ステップ
リライトのメリットがわかった後は、SEOに効果的なリライトのやり方4ステップをご紹介します。
- 検索順位を調べる
- リライトする記事を選定する
- 想定読者のニーズをリサーチする
- リサーチ内容に沿ってリライトを行う
①検索順位を調べる
まずは、検索順位を調べましょう。
検索順位を調べるためにおすすめなツールは『SEOチェキ』です。
使い方が非常に簡単なので、ブログ初心者の方はこちらを使って検索順位を調べましょう。
使用方法として、検索したいURLを「URL」の欄に入力して、順位を知りたい検索キーワードを「ワード」の中に入力するだけです。
SEOチェキを使用すれば、狙っているキーワードで検索した際に、自分のサイトは何位で表示されているのかを簡単に知ることができます!
②リライトする記事を選定する
次に、リライトする記事を選定していきましょう。
選定する記事の優先順位については、下記を参考にしてください。
- 検索順位が5〜20位:優先度【高】
- 検索順位が1〜9位:優先度【中】
- 検索順位が21位以下:優先度【低】
検索順位が5〜20位の記事は、積極的にリライトしましょう。
なぜかというと、簡単なリライトを行うだけで順位が改善する可能性が高いからです。
リライトする場合には、下記で紹介している箇所に修正・加筆を行ってください。
- タイトル
- ディスクリプション(概要)
- 見出し
- コンテンツの構成の入れ替え
ディスクリプションとは、以下のことを指します。
ちなみに、検索順位が21位以下の位置にある記事については、リライトするよりも新規に記事を作成することを検討してください。
検索順位が5〜20位の記事だとしても、売りたい商品・サービスと関係のないキーワードでユーザーが流入しているページはあまり必要な記事ではないので、リライトの優先度を落としましょう!
③想定読者のニーズをリサーチする
リライトする記事が決まったら、次に想定読者のニーズをリサーチしましょう。
というのも、思ったような検索順位に届かない理由の一つとして、記事の内容が読者のニーズと合っていない可能性が考えられるからです。
想定読者のニーズのリサーチ方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
また、想定読者のニーズを見直す他にも、対策したいキーワードで上位表示されている競合ページも調査しましょう!
自身が作成したページと競合ページを比較して「どのような内容が、どのような順番で書かれているのか」「自分のサイトに不足している情報はないか」などをリサーチすることをオススメします!
④リサーチ内容に沿ってリライトを行う
リサーチがある程度終わったら、得られた情報を基にリライトを行っていきましょう!
既存の記事の内容で「追記」「削除」する内容を洗い出して、読者が読みやすく、理解しやすい順倍で情報を並べていきます。
リライトする際のコツは以下の通りです。
- タイトル・ディスクリプションにキーワードが入っているか確認する
- リード文で想定読者を引き込む
- 競合サイトには載っていない情報を盛り込めているか検討する
- Googleの評価基準に合っているコンテンツか確認する
- 古い情報は最新の情報に更新する
①タイトル・ディスクリプションにキーワードが入っているか確認する
リライトする際のコツとして、タイトル・ディスクリプションにキーワードが入っているか確認しましょう。
タイトルなどに狙ったキーワードを入れることで、Googleにもピックアップされやすく、ユーザーの興味も引くことができます。
ここでの注意点としては、むやみやたらにキーワードを入れることはやめましょう。
例えば、「SEO対策」を狙ったキーワードとした場合に、タイトルを『SEO対策とは?SEO対策の方法とSEO対策のコツを紹介』としてしまうと、不自然ですよね?
そのような不自然さはユーザーの心に違和感を与え、結果的に上位表示されにくくなります。
そこで、できる限り自然なタイトルやディスクリプションになる範囲でキーワードは盛り込むようにしましょう。
魅力的なタイトルの付け方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
②リード文で想定読者を引き込む
2つ目のコツとして、想定読者を引き込むことができるリード文を作成するようにしましょう。
リード文とは、記事の冒頭で書く文章のことを指し、以下のような箇所を指します。
何となくリード文を書いてしまっている記事も多いですが、実はリード文は「サイトに訪問したユーザーを本文へ引き込む」という重要な役割を持っています。
せっかくタイトルやディスクリプションでユーザーに興味を持ってもらってサイトに訪問してもらっても、リード文でユーザーの心を惹きつけられなければ、読者の離脱を招く可能性があるんです。
読者の心を掴んで離さないリード文を書きたい方は以下の記事をご覧ください。
リード文で何よりも重要なことは、「本記事であればあなたの悩みを解決できますよ!」ということを全力で伝えることです!
③競合サイトには載っていない情報を盛り込めているか検討する
3つ目のコツとして、競合サイトには載っていない情報を盛り込めているかも重要です。
まだどこにも出されていない「あなたしか持っていない情報(一次情報)」や「体験談」を含んだ記事はSEO的にも評価が高いだけでなく、ユーザーがあなたの記事に来ないといけない理由になりますね。
ネット上には数えきれないほどの情報やサイトがありますが、どれも似たり寄ったりになりがちで、正直言うとGoogleやユーザーも飽き飽きしています。
そんな中で、ほんの1個でもあなたのサイトに来なければ知ることができない情報があれば、高い評価を得ることができるのです。
オリジナルの記事を作成することができないか、しっかりと検討しましょう!
④Googleの評価基準に合っているコンテンツか確認する
4つ目のコツとして、Googleの評価基準に合っているコンテンツ確認することも重要です。
実はGoogleが独自に定めたWebページの評価基準に「E-E-A-T」と言うものがあります。
「E-E-A-T」は、
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の4つの頭文字から取った造語で、Webページの品質を正しく評価するための項目としてとても重視されている基準です。
この評価基準を満たすことができているコンテンツは非常に高く評価される傾向にあります。
Googleに好かれる記事を作成するために必要な「E-E-A-T」について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
⑤古い情報は最新の情報に更新する
最後のコツとしては、先述した通り、古い情報は最新の情報に更新してください。
情報は流動的であり、昨日正しかった情報でも、今日誤った情報になることもあります。
例えば、かつては地下鉄の中でもタバコを吸うことができましたが、今の時代に地下鉄の中でタバコを吸っていたら、大問題になりますよね。
これと同様で、時代によって正しい情報は異なるのです。
ですが、リライトを行わずに古い情報をそのままにしていた場合、故意でなくとも誤った情報をユーザーに伝えてしまい、損害を与えてしまう可能性もあります。
そこで、新しい情報に更新することでユーザーからの評価は上がり、そのユーザーが自身のサイトやSNSで紹介してくれれば、Googleからの評価も同時に上がります。
そのため、古い情報は必ず新しい情報に更新するように心がけましょう!
リライトの際の3つの注意点
リライトする際のコツも学んだところで、3つの注意点もご紹介させていただきます。
- タイトルは頻繁に変更しない
- 既に検索上位のページは大幅なリライトを行わない
- リライト後も効果検証を定期的に行う
注意点①:タイトルは頻繁に変更しない
注意点の1つ目として、タイトルは頻繁に変更しないように気を付けてください。
確かに、SEO対策を行う上で、より魅力的なタイトルを作成するのは重要なことです。
ですが、頻繁にタイトルを変え過ぎてしまうことは、Googleからのペナルティ対象となってしまう可能性があります。
順位を上げようと思ってタイトルを変更した結果、順位が下がってしまったということは、とても悲しいことですね。
そこで、タイトルの変更は最小限に抑えるようにしましょう。
注意点②:既に検索上位のページは大幅なリライトを行わない
2つ目の注意点として、既に検索上位のページは大幅なリライトを行わないようにしてください。
既存の記事である程度上位表示されているページに関しては、現時点でGoogleやユーザーから有益なコンテンツであると評価されています。
そのため、上位表示されているページを下手にリライトしてしまうと、逆に順位を下げてしまうリスクも考えられるため、オススメできません。
先述した通り、現状の検索順位が5〜20位のページを4位以内に表示できるように注力してください!
注意点③:リライト後も効果検証を定期的に行う
3つ目の注意点として、リライト後も効果検証を定期的に行ってください。
正直にいうと、リライトを行っても思ったような効果が出ない場合があります。
最悪の場合、Googleのアップデートなどの影響で順位が下がる可能性も否定できません。
そのため、リライトを行ったという事実に満足するのではなく、リライト後どの数字が改善したのか、どの数字が改善していないのかを正確に把握しましょう。
どんどん知識を溜め込んでいくことで、別の記事にも役立てることができます!
最後に:リライトして上位表示を狙おう!
以上までが、リライトのやり方やコツの紹介でした。
一見するとリライトは地味な作業のように感じますが、サイトの質を向上するために非常に重要です。
サイトに新規記事を投稿していくことは大切ですが、それにも頭打ちがあります。
1つのテーマで何個もコンテンツを作成していくことは難しく、さらに上位表示を狙うなんてもっと難易度が上がってしまいますね。
そんな時に必要となる作業がリライトです。
「かつて書いた記事を、よりユーザーにもGoogleにも価値の高い、上質な記事に書き直す」ということで、上位表示される記事を増やしてくことで、サイト全体の価値を高めることもできます。
ぜひ、本記事を読んで既存の記事をリライトして、価値の高い記事に再編集しましょう!
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。