クビになるのが怖くて副業に挑戦できない…
副業ってバレたらどうなるのかな…?
なんで副業ってバレるんだろう?
副業がバレない方法ってあるのかな?
副業禁止の会社で働いていても安心の副業ってあるの?
以上のような悩みを解決できる記事を作成しました。
結論から言うと、公務員を除いて、副業を行うことは法律上、禁止されていません。
そのため、副業がバレたとしてもクビになることはありません。
本記事では、「副業がバレたらどうなるのか」や「副業がバレる理由」について紹介します。
- 【実際の裁判記録付き】副業がバレたらどうなるのか
- 副業がバレる理由
- 副業がバレないようにする対策方法
- 副業禁止の会社で副収入を得る方法
本記事を最後まで読むと、副業がバレたことでクビになった実例を知ることができ、バレないために対策することができるようになります!
ぜひ最後までご覧いただき、副収入をゲットして、今よりも余裕のある生活が送れるようになりましょう!
【実際の裁判記録付き】副業がバレたらどうなる!?
法律上では企業が副業を禁止することは認められていない!
意外かもしれませんが、法律では企業が就業規則で副業を禁止することは認められていません。
何故かというと、勤務時間外は労働者のプライベートな時間であるためです。
要するに、本業の勤務時間外での副業であれば、副業禁止の会社にバレたとしても、法律上は問題ないということになります。
そのため、副業が原因で解雇や懲戒処分を受けたとしても、その処分は無効になる可能性が非常に高いのです。
ただし、以下の行為に該当した場合は、解雇や懲戒処分が認められる可能性もあります。
第14章 副業・兼業
第68条労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2 労働者は、前項の業務に従事するにあたっては、事前に会社に所定の届出を行うものとする。
3 第1項の業務に従事することにより、次の各号のいずれかに該当する場合には、会社は、これを禁止又は制限することができる。
① 労務提供上の支障がある場合
② 企業秘密が漏洩する場合
③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④ 競業により、企業の利益を害する場合出典:厚生労働省「令和3年4月版 モデル就業規則」
上記に加えて、公務員は『国家公務員法』と『地方公務員法』によって副業が禁止されていることに注意してください。
実際に、解雇処分となった例もあります。
本記事では、厚生労働省が公開している『副業・兼業に関する裁判例』を基に紹介していきます。
【解雇有効】小川建設事件(東京地決昭和57年11月19日)
【概要】
会社に無断で毎日6時間にもわたりキャバレーで就労していたとして解雇処分となった事案
【判決結果】
兼業は深夜に及び、プライベートのアルバイトの域を超えているものであり、社会通念上、本業への労務提供に何らかの支障をきたす可能性が高いとして、解雇有効となった。
上記の場合、法律上、プライベートの時間の就業を禁止していないにしろ、本業に大きな支障をきたすと判断され、解雇が有効となりました。
【解雇有効】橋元運輸事件(名古屋地判昭和47年4月28日)
【概要】
会社の管理職にある従業員が、競合他社の取締役に就任したことで解雇有効となった事案
【判決結果】
二重就職することによって、会社の企業秩序を乱す、又は乱す恐れが大きいとして解雇有効となった。
上記の場合、競合他社の取締役に就任したというのは、第68条で記されている禁止条件の全てに当てはまりますね。
以上のような点に注意して、副業を行い、副収入を得ましょう!
大前提として、「副業は本業に迷惑をかけないように行う」ということを忘れないでください!
副業がバレる理由は?
副業がバレる理由として以下の3つの理由が挙げられます。
- 住民税でバレる【←最も多い】
- 周囲を通じてバレる
- 社会保険料でバレる【パート・アルバイト限定】
①住民税でバレる
副業がバレてしまう原因として最も確率が高いのが、住民税です。
住民税の金額は、年間の所得に応じて決まります。
サラリーマンの場合は、住民税が給与から天引きされるため、住民税の額は会社側へ通知される仕組みとなっているのです。
要するに、会社は皆様の住民税の額を把握しているということになりますね。
副業で収入を得てしまうと、「本業の所得+副業の所得」に応じた住民税額が算出されます。
当然、会社側が認知している「本業だけの所得」から算出した住民税よりも高い税額が通知されてしまうというわけですね。
こうして、会社側に副業がバレてしまうケースが多くなっています。
②周囲を通じてバレる
その次に多いのが、周囲を通じてバレてしまうケースです。
仲の良い同僚にはついつい副業話をしてしまうということは大いにあり得ますよね。
同僚と話している時に、お給料の話は自然と出てきますね。
そうすると、流れでポロッと言ってしまうことは多々あることです。
さらに、副業が波に乗ってくると嬉しくなって”ついつい”誰かに話したくなってしまうのも理解できます。
ですが、『口は災いの元』という言葉もあるように、ポロッと言ってしまった発言から副業がバレる可能性もあるので、注意してください。
③社会保険料でバレる【パート・アルバイト限定】
パート・アルバイトとして副業を行なっている場合、社会保険が原因でバレることがあります。
パート・アルバイトの雇用形態で副業を行なっていて、以下の要項を満たしている人は、必ず社会保険に加入しなければなりません。
- 従業員数101人以上の企業で働いている
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 月給が8.8万円以上(年間106万円以上)
- 2ヵ月を超えて使用されることが見込まれる
- 学生ではない(夜間や定時制を除く)
出典:厚生労働省「年年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました」
副業先でも社会保険加入の要綱を満たしている場合、本業と副業の給与所得を合算した金額により、社会保険料が算出されます。
合算された給料を元にして算出された社会保険料は、本業の会社宛に通知書が送付されてしまうのです。
その通知書には、副業先の報酬月額も記載されているため、副業がバレてしまいます。
【おまけ】マイナンバー制度で副業がバレることはない!
マイナンバー制度が導入されたことが原因で副業がバレるという噂もありますよね。
ですが、マイナンバー制度により副業がバレることは絶対にありません!
何故かというと、民間の事業者によるマイナンバーの収集や利用に大きな制限がかけられているためです。
マイナンバーの利用が許されているのは、社会保障や税金、災害対策の事務手続きのみとなっており、個人の所得を調べることは禁止されています。
そのため、マイナンバー制度が導入されたからと言って、副業がバレるようになったという噂は根も葉もありません。
些細なところから副業がバレてしまう可能性があります。
副業を行うなら、色々なところに注意しながら、行っていきましょうね!
副業がバレないようにする対策方法
副業がバレてしまわないように以下の4つの対策をすることをお勧めします!
- 住民税は自分で納付する
- 確定申告は必ず行う
- 副業をしていることは誰にも話さない
- SNSで情報を発信しない
対策1:住民税は自分で納付する
副業を隠したければ、住民税は必ず自分で納付するようにしてください。
住民税の支払い方には以下の2種類の選択肢が与えられます。
特別徴収:勤めている会社が住民税を支払う方法
普通徴収:自分で住民税を納付する方法
以上の2つの方法は、確定申告書の「住民税に関する事項」の欄で、選べるようになっています。
副業がバレたくない場合は、必ず「普通徴収(自分で納付する方法)」を選びましょう。
普通徴収を選択することで、住民税の通知が自宅に届く仕組みとなります。
そうすると、勤め先へ住民税の通知がされなくなるため、副業がバレる心配も必要なくなるというわけです!
対策2:確定申告は必ず行う
副業をバレないようにするために、確定申告は必ず行ってください。
確定申告なんてしちゃったら、副業がバレてしまうのでは…?
と心配になるかもしれませんが、安心してください。
確定申告を行う理由は「所得税」と「住民税」を確定するためのもので、企業へ個人の収入を知らせるものではありません。
それどころか確定申告を怠った場合の方が、副業がバレる可能性が高くなってしまいます。
なぜかというと、確定申告をせずに副業での収入をだまっていると「脱税」とみなされてしまうからです。
脱税と判断されると、会社からの給料が差し押さえられてしまい、会社に副業がバレてしまいます。
副業を隠したいという思いから確定申告を行わなかった場合、会社からバレるだけではなく、脱税とみなされてしまう可能性があるので、注意しましょう!
対策3:副業をしていることは誰にも話さない
副業がバレたくなければ、副業をしていることは誰にも絶対に言わないでください!
仲のいい同僚と話していると、ついつい副業の話をしてしまいますよね。
特にお酒の席でペロッと口を滑らせてしまう方が多いようです。
ですが、知人や友人から副業がバレるリスクは非常に高いです。
「どんな人でも疑え」といっているようで申し訳ないのですが、「言わないでよ」と伝えていたとしても、情報が目の前にいる相手で止まると考えるべきではありません。
副業による収入が上がってきたり、副業が忙しい場合、つい話題の種として副業の話をしたくなる気持ちも理解できます。
ですが、あなた自身が副業禁止の会社を選んでしまったのであれば、副業に関することは誰にも話さない方が得策です。
対策4:SNSでの発信に注意する
副業がバレたくなければ、SNSでの情報発信に注意してください。
「SNSは匿名で使っているから、自分は大丈夫」と思っている方もいるかもしれません。
ですが、意外な情報から特定されてしまいがちです。
例えば、食べたご飯や訪れた場所をSNSにアップすると、匿名だとしても気づく人はいます。
実際に私も、匿名で行っていた動画配信が”声だけ”で特定されてしまったことがありました。
副業禁止の会社で働いている場合、匿名のSNSだとしても、居住のエリアや会社の業種などがわかる投稿はできる限り避けましょう!
副業禁止の会社で副収入を得る3つの方法
副業禁止の会社で安全に副収入を得たい人向けに副収入を得る方法をご紹介します。
- 資産運用で稼ぐ
- いらないものを売って稼ぐ
- 趣味で稼ぐ
①資産運用で稼ぐ
株や外貨投資などの資産運用は副業とはみなされません。
最近では、『NISA』や『ideco』など利益に一定の非課税枠があり、少額から始められる投資も主流になっています。
そこで、副業とみなされない資産運用を行い、副収入を得ていきましょう!
②いらないものを売って稼ぐ
持っているいらないものを販売するだけでも利益になります。
例えば、フリーマーケットやネットオークション、アプリなどを利用して売る行為は事業性が低く、副業とは見做されません。
さらに、生活用品の処分で得た収入は確定申告も一切不要です。
ですが、大量に仕入れて販売してしまうと、事業性があるとみなされるので注意が必要です!
③趣味で稼ぐ
自分の好きな趣味でもお金を稼ぐことはできます。
ハンドメイドのアクセサリー・雑貨類を販売することは、個人の趣味の延長であり、副業とみなされるケースは少ないです。
最近では、アプリで手軽に販売することが可能なので、興味があればぜひ挑戦してみてください。
最後に:本業には迷惑をかけない程度に副業は行おう!
以上が、「副業がバレた際にどうなるか」や「バレる理由」のご紹介でした。
先述しましたが、副業を行うのであれば、本業に支障がない程度にしなければなりません。
本業に支障が出てしまったり、会社の情報漏洩が疑われたりすると、解雇処分になる可能性もあります。
副業禁止の会社に勤めているのであれば、本記事でご紹介した「副業がバレないようにする方法」を参考に、対策を行ってください。
政府が副業を認めたことから、副業OKという会社も増えています。
もし、本格的に副業を行いたいと思うのであれば、副業を許している会社へ転職するのも1つの選択肢です。
自分がどれだけ副業に力を注ぎたいのか考え、検討してみてください。
以下には、アラサー女性にオススメの在宅でできる副業を載せています。興味のある方は、是非ご覧ください!
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!